こんにちは、金子です。
最近、涼しくなってきたこともあってローラー台に乗る時間が増えてきました。ただローラー台に乗るだけでは退屈…ですので、ちょっと実験をしてみる事にしました。
夏休み最終日の大人の自由研究です^^
テーマは「タイヤの空気圧を上げたらどれくらい速くなるのか?」です。
先日、タイヤの空気圧は高くしすぎない方がいい、というネタを書きましたが、それの続きみたいなものです^^
タイヤの空気圧は高い方がスムーズに転がる感覚ってあると思うんですが、実際のところどのくらいの差があるんだろう?
…って、気になりません?
なりますよね?
私はなります。笑
ホントはタイヤの空気圧を変えた状態で転がり抵抗を実測するのが良いのだと思いますが、そんなことはできません。笑
やり方は簡単で、
「三本ローラーに空気圧を変えて乗る」
というだけです。

(実際にやった時の写真ではないですが、こんな感じでやったんだぞ、という事が伝われば…)
実際の道で走るのが最も現実に近くて意味のある事になるのだと思いますが、天候やその時の交通事情によっても変化すると思うので、まずは安定した結果が出せそうな三本ローラーでやる事にしました。
使った機材は下記の通りです。
三本ローラー:TACX Galaxia改
タイヤ:コンチネンタル grand prix4000sII
スピードメーター:Garmin GSC10
パワーメーター:クランク式
そして、私の体重は58.1㎏、機材重量はバイク約7.2㎏+水満載のボトル約1.2㎏の合計約8.4㎏になります。
実験条件は270Wで15分間走行。
タイヤの空気圧を前後5bar、8barに変更し、それぞれでの走行距離を比較する、という形にします。また、走行中はなるべく同じギアを使うように心掛けました。
普段は6.5barくらいで乗っているので、 5barで乗った時はだいぶブニョブニョで、ローラーに乗っていても抵抗が大きくなっているように感じました。一方で、8barの場合は「これ、ローラーとちゃんと接地してるのか!?」という事が不安になるくらい、滑るような転がりの良さを感じました。
正直、乗った感じとしては圧倒的に8barの方が進んでいる気がしますし、脚も良く回っていたような気がしました。
正直、タイヤの空気圧を低めにして乗る事をオススメした手前もあって、大丈夫かこれ…!?
と心配になりました。汗
意にそぐわない結果だったらお蔵入りにしようかとも思いました。笑
さぁ、気になる結果です!

5barで漕いだ時の方が0.8Wほど出力が高くなってしまいましたが、それはご愛嬌。
ケイデンスも5barの時の方が1.0rpm高いです。
ただ、気になる走行距離の差は0.1km=100m。
速度差は0.3km/hとなりました。
もし、これで10kmを走った場合に8barでは17分14秒かかり、5barでは17分19秒かかる計算になるので、
5秒の差を生むことになります。
この差を大きいと見るか小さいと見るかは人によって違うと思います。
最速を目指すぜ!というレース派の方は、1秒でも速く走れるようになりたいと思っていると思いますので15分での100mは大きいと思いますが、ゆっくり景色を見ながら走るポタリング派の方にとっては有って無いような差だと思います。
また、定量的なデータではありませんが、走れた距離よりも乗った時の感触に大きな差があるように感じました。5barはもっちりねっちょりしている一方で、8barはまるでガラスの上を滑っているような感触です。
バンクとかスムーズな路面を走っている時は8barの方が気持ち良く走れると思いますが、コーナーや下り坂では特にグリップ力が不安になるのではないかと思います。
ということで、この実験では予想通り?に高圧を入れた場合の方が良いという結果になりました。
ただ、低圧推進派(笑)の私としてはこのままでは黙ってはいられません。^^
やっぱり、結局実際に走ってみた場合にどの位の差を生むのかを調べないといけませんね。
これも近日中にやってみますので、お楽しみに!
他にも、こんな実験して欲しい!みたいなことがあったらやってみますのでどんどんリクエストして下さいね~。