こんにちは、ダイワサイクルの金子です。
昨日はホリデーサイクリング from 八尾北店だったわけですが、かねてからお伝えしていた通り、私はそちらには参加せずにKhodaa-Bloomの試乗会に参加していました。

天気も良いので、さぞかしホリデーサイクリングは気持ちよいだろうなぁ…などと思いつつ、私はお客様と一緒に試乗車に乗りまくってきました!
試乗車は全部で30台ほどで、2018年ラインナップが全車種勢ぞろいです。
金子はアルミ3車種、カーボン3車種の合計6車種に乗ってきましたので、これから2回に渡ってインプレしたいと思います。
今回はカーボンバイクの3車種、FARNA PRO、FARNA PRO AERO、FARNA Ultimateについて書きます!
まずは最もスタンダードなFARNA PROから。

フレームセット29万円。
各部分は複雑な造形をしていて、ダウンチューブは真ん中がくびれたような形状。


バックフォークは、シートステーが細みで乗り心地が良さそうな一方で、チェーンステーは特に極太で先端に行くに従ってねじれたような形状になっていて、力の伝達を確保しているんだろうな~と思わせます。
これは期待が出来るっ!
最初に一漕ぎ。
うわ、硬っ!
乾いた硬さ、と言えばいいのでしょうか。
所謂、「踏んだら踏んだだけ進む」というヤツで、クルクルッと回してやると気持ちよく加速していきます。
ダンシングをした時もシュバシュバっとバイクを振る事が出来て、ダンシングするのが非常に気持ちがいいです。
これだけ軽やかに走れるので、是非登り坂での感触を確かめてみたかったんですが、河川敷だったので平地ONLY。。。大変残念。
今、自分が乗っているGIANT TCR advanced SLと登坂性能を比較してみたかったんですが…。
ただ、BB周りがとても硬く感じまして、
「綺麗に回してくれないと進んでやらねぇよ?」
と言われているような感じです。
きっと、ペダリングが綺麗でないと上手に進んでくれないんだろうなぁ~。そういう意味で、乗る人を選ぶような気がします。
続いてFARNA PRO AERO。

フレームセット29万円。
メーカーの方曰く、「FARNA PROよりこっちの方が硬い」とのこと。


全てが角ばっていて、ねじれ剛性を高めているような印象です。
自転車は踏み込むと手で支えているハンドルと踏み込むBBとの間でねじれる力が働くんですが、そのねじれに対して変形しにくいということは、それだけ踏み込んだ力が無駄なく推進力に変えられるという事を意味します。多分。maybe.
正直、「AERO」というから、ペラッペラなのかと思っていたんですが、全然そんなことは無くてマッシブなごっついフレームです。
空力性能は優れているのか…!? さて、乗ってみます。
確かに、硬いっ!
ただ、FARNA PROみたいなカンカンした硬さではなくて、もっとどっしりした安定感のある硬さ。(何を言っているか、自分でもわからなくなってきました…。)
FARNA PROは下手にペダリングするとカンカン跳ね返してきて「回し方違うわっ!!」って叱ってくる感じなんですが、FARNA PRO AEROは余計な跳ね返りが少なくて「こうやったら進むんだぜ」って教えてくれているような感じです。
正直、こっちの方が気持ちよく回せるような気がします。
元々がクリテリウムのような平地の加減速があるレースを想定して設計したというだけあって、高トルクで踏んでやると安定感をしっかり持たせつつもグングンと加速していって、気持ちが良いです。
加速している間のハンドリングも安定感があって○。
パワーのある方がゴリゴリ走る場合、最高の相棒になってくれると思います^^
そして、最後はFARNA Ultimate。

お値段もUltimateな42万円。
もちろん、フレームセット。



これまでの2車種が凝った作りをしていたのに対して、こちらはシンプルな丸パイプ。
Ultimate=究極ということですが、各種剛性や重量などを突き詰めていくと、結局シンプルな形状に落ち着くという事でしょうか。
そして、塗装もシンプルかつ高級感のあるマットブラック×ゴールドという組み合わせ。
塗装の重量もバカにならないので、極力シンプルにしているのでしょう。
見ただけで、期待感が高まる1台なわけですが、走ってみると…うはー、これは気持ちいいっ!
もちろん、BB周りは硬いんですが、ちょっと雑なペダリングになっても力を受け止めて推進力に変えてくれているんじゃないかというくらいの感覚があります。
疲れてペダリングが乱れたとしても受け入れられる懐の深さがありつつ、それでいて軽やかに走るので、私は一番気に入りました^^
レースにも使えるし、それでいてロングライドにも十分応えてくれる正にUltimate!
お値段的にはフレームセットで42万円と、変える人を選ぶところがありますが、走りの部分では前に紹介した2車種よりもターゲットは広いと思います。
ということで、シクロ○イアード撮り。笑

今回、Khodaa-Bloomのカーボンレーシングバイク3車種に乗ってみましたが、三車三様、違う味付けがされていて大変面白かったです。
今回は河川敷というド平坦かつ人も多くいたので、高速巡航や登り・下りについてはよくわからなかったのが残念。。。
チビっ子金子はFARNA Ultimateが一番気に入ったわけですが、その一番美味しいところを体験できなかったんじゃないかなーと思ってます^^;
是非、ポジションをバッチリ出していつも走っている峠でもう一度乗ってみたい…そう感じさせられました。
さて、次回はアルミバイク3車種のインプレです!
今回、一番「欲しいっ!」と思ったバイクは、実はアルミバイクだったという事もあって、ちょっともったいぶって次回に回します。笑
お楽しみに♪
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