こんにちは、ダイワサイクルの金子です。
今日はタイヤについて。
現在、自転車(クロスバイク、ロードバイク)では3種類のタイヤが存在します。
クリンチャー、チューブレス、チューブラーですね。
クリンチャータイヤはいわゆるママチャリで使われているタイプのタイヤです。

ホイールのリムにタイヤを引っ掛ける溝があって、中にチューブ(上の画像だと緑色のもの)を入れて内圧をかけることでタイヤとリムの溝に引っかかって形が保たれるという理屈です。
多分、展示されているスポーツバイクの9割はこのクリンチャータイヤですので、多くの方がクリンチャータイヤを使っていると思います。
チューブレスタイヤはクリンチャータイヤの進化版。

その名の通り、クリンチャータイヤのチューブが無い構造になっています。タイヤとリムの溝がビッチリ埋まって、密閉されることでチューブが無くても空気が漏れない~というのが簡単な理屈です。
ここ10年くらいで徐々に普及してきています。
チューブラータイヤは歴史的には一番最初に開発されたタイヤ。

筒状のタイヤの中に先にチューブが入っていて、タイヤをリムに張り付けて使用します。
一般的なイメージとしては、チューブラーはレース用、クリンチャーは日常用、チューブレスは…まだまだ普及していない…という感じでしょうか。
それぞれのタイヤの特徴をまとめてみるとこんな感じ。
| クリンチャー | チューブラー | チューブレス |
値段 | ○ | △ | △ |
扱いやすさ | ○ | △ | × |
乗り心地 | ○ | ○ | ◎ |
トラブル対応のしやすさ | ◎ | △ | × |
パンク時の安全性 | △ | ○ | ○ |
性能 | ◎ | ◎ | ◎ |
乗り心地なんかは、かなり個人的な見解が入っているような気もしますが…。苦笑
チューブレスはインストールが大変なんですが、装着さえしてしまえば乗り心地も良いので快適です。ただ、いざトラブルがあった時にはパンクした際に外出先でタイヤを外すのが絶望的に難しいとか、シーラントを入れていると汚れて大変だ、とかその辺りのリスクがあるのが欠点です。
MavicがUSTという使いやすいチューブレスシステムを立ち上げましたが、あれだと決定的な違いがあるのかも…??
チューブラーはパンクしたときの対応としてタイヤ交換になるので、普段からタイヤ全体を持ち運ぶ必要があるというのが面倒な点です。
これが理由で、レースでばかり使われるのではないかと思います。
結論としては、現状ではコストと扱いやすさ、そしてトラブルが起こった時の対応が容易にできるという部分でクリンチャーを選ぶのが限りなく正解に近いです。
日常使いであればクリンチャーを選んでおけば問題ないです。むしろ、あまり他を選ぶ理由が無いのではないかと思います。
ちなみに、性能は全て◎をつけました。笑
いや、性能って一言で言っても、得意としている領域が違うので甲乙つけがたく、何とも言えません。
これはまた後日…。
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