こんにちは、ダイワサイクルの金子です。
そろそろ、各社から新商品が発表される時期になってきましたね。シマノは105がリニューアルされてR7000系となり、ディスクブレーキの追加&160mmのショートクランクが追加となってより女性に優しいラインナップになりました。
更に、カンパニョーロはレコードとスーパーレコードが12速化することが発表されました。
コンポは順当な進化を遂げています。
特に、105で160mm、165mmのショートクランクが追加されたというのは女性にとっては朗報ですし、男性であってもタイムトライアルにはショートクランクの方がポジションを出しやすいという考え方もあったりして、私も一度試してみたいと思っていたのでもしかしたら買っちゃうかもしれません^^
それは兎も角として、挑戦的な商品がコレ。

BORA WTO。
60mmハイト+ワイドリムという流行の形状を持たせつつ、チューブレス対応。
ここで、何より大事なのが「チューブラーモデルが無い」って事です。
こういうホイールは恐らくプロ選手がタイムトライアルで使う事を想定しているのだと思いますが、チューブラーモデルを出さないという事は、カンパニョーロ社が「(このホイールには)チューブラータイヤを履かせる意味がない」と捉えていると考えることも出来ます。
それもそのはず、チューブラータイヤはリム形状からくる軽量性がウリではありますが、転がり抵抗という点ではチューブレスタイヤに劣る(場合が多い)ので、一定ペースで淡々と走るならチューブレスタイヤの方が速くなるのが期待できます。
チューブラータイヤのメリットは慣性モーメントが小さい(つまり回転させるのに必要なエネルギーが小さい)事で、つまりは加速する際に楽が出来るんですね。
ですので、急激なスピード変化が要求されるような場面ではメリットがあります。
レースで言うと、急なコーナーがあるクリテリウムなんかで有利になりますね。
恐らく、カンパニョーロ社の主力カーボンホイールである35mm、50mmハイトのBORAでチューブラータイヤ版はしばらく残ると思いますが、それはこのようなメリットがあるからですね。(その他にもパンクした時にバーストしない、などの安全性の面もあるでしょうけど…)
ただ、時代は確実にチューブラーからクリンチャー・チューブレスに移行してきているな、という事を感じさせられます。
まだチューブレスには運用上の問題があったり、安易には手を出しにくい部分もあるかと思いますが、対応ホイールを持っていらっしゃる方は一度、検討してみてはいかがでしょう?
もしかしたら、新しい世界が開けるかもしれませんよ!?
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